この時期は、降雪の影響を受けやすいですね。
3日間開催で行われる予定だったのに、小倉競馬場で開催予定だった1回小倉2日が、降雪の影響で翌日に順延されました。
今回は共通通信杯2018、京都記念2018、デイリー杯クイーンカップ2018の後検証(回顧)を行いたいと思います。
共通通信杯2018の後検証(回顧)
出典 JRAフェイスブック
着順 | 枠 | 馬番 | 馬 名 | 騎手 | 単勝
人気 |
1着 | 5 | 6 | オウケンムーン | 北村宏司 | 6 |
2着 | 1 | 1 | サトノソルタス | R.ムーア | 3 |
3着 | 4 | 4 | エイムアンドエンド | F.ミナリク | 10 |
1着となったのは、東京1800mのオープンレースである別定戦のアイビーステークスの1着馬の同枠馬で、500万下の2000mの平場を勝って、共通通信杯2018に参戦してきたオウケンムーン。
この共通通信杯は、1800mのオープンレースの1着馬及び筋に配置された馬が好走するレースです。
1800mという非根幹距離ゆえに、このような歪なレースになっています。
2着に入ったのは1戦1勝馬のサトノソルタス。
この馬は東京1800mの新馬戦を1人気1着し、共通通信杯に向かってきた馬です。
共同通信杯2018は、東京1800mの1着馬を2頭用意し、その馬の枠で決着させたというわけですね。
だから、新馬戦よりも格上のアイビーステークスの1着馬の枠の方が上位となります。
3着となったエイムアンドエンドは、G1のホープフルステークス3着馬であるステイフーリッシュの対角配置馬でした。
京都記念2018の後検証(回顧)
出典 JRAフェイスブック
着順 | 枠 | 馬番 | 馬 名 | 騎手 | 単勝
人気 |
1着 | 4 | 4 | クリンチャー | 藤岡佑介 | 4 |
2着 | 8 | 10 | アルアイン | 川田将雅 | 3 |
3着 | 6 | 6 | レイデオロ | D.バルジュー | 1 |
指定交流競走ではない別定戦で行われた京都記念2018は、重賞未勝利馬のクリンチャーが1着、2着は皐月賞馬のアルアイン、3着馬はダービー馬のレイデオロと4歳馬が上位を独占しました。
指定交流競走ではないことで、色々考えさせられましたが、1着馬のクリンチャーはすみれステークス1着が効いていたということですね。
すみれステークスは2200mの特別指定交流競走の別定戦です。
指定交流競走というカテゴリーから外されたことで、特別指定交流競走でもOKということになったわけです。
2着のアルアインもそうですね。
アルアインは1800mの特別指定交流競走の別定戦である毎日杯を1着している馬。
ただし、2200mの馬齢戦の朝日杯セントライト記念で2着にとどまっていることから、京都記念2018では1着になれないという結果になりました。
連対禁止の3着席にはダービー馬のレイデオロ。
この馬は別定戦での連対歴がない馬。
それゆえ、3着席に終わります。
レイデオロは選ばれた馬だと思っていましたが、レースの設計に合わない馬はいくら良い馬でもダメだということですね。
また、モズカッチャンやディアドラのような牝馬限定戦だけの馬では、連対できないレースということが、ハッキリしましたね。
デイリー杯クイーンカップ2018の後検証(回顧)
出典 JRAフェイスブック
着順 | 枠 | 馬番 | 馬 名 | 騎手 | 単勝
人気 |
1着 | 3 | 6 | テトラドラクマ | 田辺裕信 | 3 |
2着 | 1 | 2 | フィニフティ | 川田将雅 | 5 |
3着 | 5 | 9 | アルーシャ | C.ルメール | 7 |
1着となったテトラドラクマはフェアリーステークス6着馬でしたが、そのフェアリーステークスで1人気になっていた馬でした。
また、オハナの平行に配置されていることから、オハナがデイリー杯クイーンカップで連対の型を持っていることが分かります。
オハナの敗因は、おそらく日刊スポーツ賞シンザン記念の連対馬のツヅミモンの同枠に配置されたことでしょう。
デイリー杯クイーンカップより賞金上位の日刊スポーツ賞シンザン記念での同枠配置は連対禁止のサインだったのかも知れません。
2着となったフィニフティは1人気のマウレアの平行配置馬。
京都1600mの2歳新馬戦の1戦1勝馬。
前日に行われた共同通信杯とW登録していた馬でした。
ある意味、共同通信杯の2着馬のサトノソルタスに近い馬でした。
3着はルメール騎手が騎乗したアルーシャ。
1人気のマウレアの同枠に配置されていた馬です。
共通通信杯2018、京都記念2018、デイリー杯クイーンカップ2018の3レースともに3着は外国人ジョッキーで占められました。
最後に
火曜日には順延された小倉競馬があり、土日にはフェブラリーステークスを含む4つのレースがあります。
やはり、注目はフェブラリーステークスでしょうが、小倉大賞典も面白いレースです。
登録馬の発表を待ちたいと思います。