モーリスの引退式は1月15日

先日、昨年G1レースの天皇賞(秋)を勝ち、引退レースとなったG1香港カップでも快勝したモーリスの引退式の日程が発表されました。

 

モーリスは、2015年の農林水産省典安田記念を皮切りにマイルチャンピオンシップ、香港マイル、チャンピオンズマイル、 天皇賞(秋)、香港カップと国内外のG1レースを6つ取っている名馬です。

 

モーリスの父親はジャパンカップを制したスクリーンヒーローで、母親の父親は凱旋門賞やサンクルー大賞といったG1を勝ったカーネギーという馬です。

 

父親であるスクリーンヒーローのG1タイトルがジャパンカップ1つだったことも影響したと思いますが、父である名馬グラスワンダーの後継種牡馬として期待されていた割りには、スクリーンヒーローの種付け料は出生条件でも50万円とリーズナブルでした。

 

しかし、その種付け料が安いこともあり、スクリーンヒーローの初年度産駒は84頭を数え、モーリスもそのうちの1頭として、2011年3月2日に戸川牧場で生まれています。

 

そして、モーリスは、2013年のトレーニングセールでセリにかけられ1,050万円という安い金額で取引されました。

 

落札したのは、社台のノーザンファームで、馬主の名義は吉田和美さんとなっています。

 

吉田和美さんは、ノーザンファーム代表の吉田勝己さんの妻です。

 

なお、デビュー当時は今の堀厩舎の所属馬ではなく、吉田直弘厩舎の所属馬でした。

 

デビューは、2013年10月6日の京都競馬場の1400mの新馬戦でした。

 

モーリスは1人気に応えて、1着でゴールします。

 

モーリス陣営は、この新馬戦の優勝を受けて、次走に京王杯2歳ステークスという重賞を選んでいます。

 

普通の馬は500万下の条件戦を選ぶのですが、新馬戦を勝利したあとに、重賞を狙うというのは、それだけ期待されているという証です。

 

しかし、モーリスは、その期待とは裏腹に、京王杯2歳ステークスの出走し1人気と期待を集めながら、6着に敗れてしまいました。

 

京王杯2歳ステークスの騎乗騎手を見てみると、ライアン・ムーア騎手になっています。

 

ライアン・ムーア騎手を確保するほど、モーリス陣営は、この馬の将来性を買っていたということですね。

 

その後、モーリスは条件戦に戻り、500万下の万両賞に出走し1人気で優勝します。

 

その後、モーリスは日刊スポシンザン記念で5着、皐月賞の前哨戦であるフジテレビスプリングステークスに出走し4着になり、クラシック出走の道が絶たれてしまいます。

 

フジテレビスプリングステークスで3着以内であれば、皐月賞への優先出走権を確保できたのに、あと1歩の4着とはついていませんね。

 

フジテレビスプリングステークスで4着に敗退した後、モーリスは京都新聞杯に出走しています。

 

皐月賞に出られなかった馬は、日本ダービーを目指して、日本ダービーの前哨戦であるテレビ東京杯青葉賞や京都新聞杯、プリンシパルステークスに出走し、日本ダービーへの優先出走権や賞金を加算しようとします。

 

日本ダービーは、3歳しか出走できないレースで、競馬関係者にとって出走するだけでも名誉なレースです。

 

それだけ、日本ダービーというレースは特別なレースであるわけです。

 

しかし、モーリスは、京都新聞杯でも7着に破れ、賞金を加算できずに、日本ダービーに出走することも叶わなくなりました。

 

そして、続く白百合ステークスでも、モーリスは3着に敗退し、その年に全くレースに出走しなくなりました。

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モーリスの転機は転厩

モーリスは、白百合ステークス敗退後、翌年1月25日の1000万下の条件戦である若潮賞に出走し、1人気で快勝しています。

 

そして、この若潮賞の調教師を見ると、堀調教師に変わっています。

 

つまり、モーリスは吉田直弘厩舎から堀厩舎に転厩していたということです。

 

調教師の引退にともない所属馬が転厩するケースはよくありますが、モーリスの場合は違いますね。

 

明らかに、馬主サイドが成績不振を理由に、厩舎を変更したということです。

 

この転厩後、モーリスは別馬のように快進撃を続け、若潮賞からG1のチャンピオンズマイルまで7連勝しています。

 

その後、農林水産省典安田記念で2着、札幌記念で2着敗退した後、天皇賞(秋)という2000mのG1タイトルを奪取しています。

 

モーリスのタイトルは、これまで1600mに限られていましたが、2000mのG1を取ったことで、種牡馬としての価値が上がったといわれています。

 

地味なスクリーンヒーロー産駒なので、天皇賞(秋)というタイトルは、モーリスにとって、どうしても必要なものだったということですね。

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モーリス引退式の日に行われる重賞は?

ちょっと前置きが長くなってしまいましたね。

 

モーリスの引退式は、1月15日に中山競馬場で行われます。

 

引退式は、当然馬主や調教師も参加します。

 

当日、中山競馬場では京成杯という重賞が行われます。

 

京成杯の特別登録馬は既に発表されています。

 

この中に、堀調教師の管理馬である馬が2頭含まれています。

 

サーベラージュとバリングラという馬です。

 

バリングラは、先週にジュニアカップにも出走しているので連投で出走してくるのか分かりませんが、サーベラージュは注目馬です。

 

恐らく人気になるでしょうが、シンザン記念やフェアリーステークスが荒れたので、今度の日曜日は人気サイドの馬で決着するような気がします。

 

主催者は必ず、意味のあることを行ってきます。

 

単なる引退式ではなく、そこに意味を持たせてきます。

 

今回は、モーリスの引退式と同日に行われる京成杯の予想のヒントをしてみました。

 

初心者の方の買い方のヒントになればいいですね。

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