2016年に、松永幹夫厩舎に所属しているラニが、アメリカ3冠競走に全戦参加しました。

 

結果は、ケンタッキーダービーが9着、プリークネスステークスが5着、そしてベルモントステークスが3着で、ラニとしては大健闘しました。

 

そして、ラニが出走したアメリカ3冠競走は、大いに話題になり、ラニが出走した各レース当日は、ラニやプリークネスステークス、ベルモントステークスといったキーワードがヤフーなどネットで、たくさん検索されていました。

 

しかし、どれだけラニが活躍しても、主催者のダート競走への評価は変わりません。

 

それは、JRAが主催するダート競走のG1が、フェブラリーステークスとチャンピオンズカップの2つだけということからも分かります。

 

しかも、フェブラリーステークスは4歳以上に限定されているため、中央のG1で3歳馬が出走できるのはチャンピオンズカップのみということになります。

 

中央のダート競走が少ないので、ダート馬達は、地方競馬に活路を求めます。

 

そして、ラニのように、アメリカ3冠競走に照準を絞る馬も出てきます。

 

2017年のアメリカ3冠競走に日本馬が9頭登録したそうです。

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2017年のアメリカ3冠競走に登録した日本馬

 

2017年のアメリカ3冠競走に登録した馬は、以下のとおりです。

馬名 性齢 調教師 馬主
アディラート 牡3 須貝 尚介

安原 浩司

エピカリス 牡3 萩原 清 キャロットファーム
コーカス 牡3 藤原 英昭 H.H.シェイク・モハメド
タスクフォース 牡3 須貝 尚介 窪田 康志
ハイランドピーク 牡3 土田 稔 島川 隆哉
フォギーナイト 牡3 堀 宣行 金子真人ホールディングス
マイブルーヘブン 牡3 高橋 義忠 三田 昌宏
モンサンレガーメ 牡3 牧 光二 山下 新一
レヴァンテライオン 牡3 矢作 芳人 ライオンRH

 

アディラートは、京都の芝2000mの新馬戦でデビューし2着に敗退、以後2戦目と3戦目に芝の未勝利戦を使うものの勝てずに、ダートに転身し、1400mのダート戦で初勝利を挙げ、続く500万下のはこべら賞を連勝した馬で、ルーラーシップ産駒です。

 

エピカリスは、新潟のダート1800mのダートの新馬戦で勝つと、500万下のプラタナス賞、門別の北海道2歳優駿と3連勝している勢いのある馬で、ゴールドアリュール産駒です。

 

コーカスは、阪神のダート1400mの新馬戦で勝利しましたが、続くダートのカトレア賞・平場の500万下の条件戦で2着・5着と500万下で足踏みしている馬で、ストリートセンス産駒です。

 

タスクフォースは、阪神のダート1800mの新馬戦でデビューし、3着になったあと、2戦目のダート1800mの未勝利戦で勝利、3戦目と4戦目の500万下条件戦で4着と3着となっている馬で、ワークフォース産駒です。

 

ハイランドピークは、新潟の芝1600mの新馬戦に出走し15着と惨敗、その後はダート戦に変え、2着、1着という成績の馬で、トーセンブライト産駒です。

 

フォギーナイトは、東京のダート1600mの新馬戦で1人気1着した馬で、Tapit産駒です。

 

マイブルーヘブンは、阪神の芝2000mの新馬戦に出走し4着、2戦目の芝2000mの未勝利戦で6着に敗退したことから、ダート路線に変更し、3戦目のダート1800mで初勝利し、4戦目のダート1800mで8着に敗れている馬で、ルーラーシップ産駒です。

 

モンサンレガーメは、東京のダート1600mの新馬戦、同じく東京のダート1600mのカトレア賞を連勝している馬で、ケイムホーム産駒です。

 

レヴァンテライオンは、函館の1200mの新馬戦、2戦目の函館2歳ステークスを連勝したあと、3戦目の2歳京王杯ステークスで11着と惨敗、続くG1の朝日杯フューチュリティステークスでも17着に敗れている馬で、Pioneerof the Nile産駒です。

 

日本での実績は、エピカリスやレヴァンテライオンが上位となっていますが、馬場適性や環境への順応性もありますので、やってみないと分かりません。

2017年のアメリカ3冠競走の日程

2017年のアメリカ3冠競走の1冠目であるケンタッキーダービー(ダート2000m)は、5月6日にチャーチルダウンズで行われます。

 

2戦目のプリークネスステークス(ダート1900m)は、5月20日にピムリコで行われます。

 

そして、3冠最後のベルモントステークス(ダート2400m)は6月10日にベルモントパークで行われます。

 

日本のクラシック競走と比べて、いかにアメリカ3冠競走の日程が厳しいか分かりますよね。

アメリカ3冠競走への日本からの歴代出走馬

 

ケンタッキーダービーに出走した日本馬は、スキーキャプテンとラニの2頭いますが、スキーキャプテンは14着、ラニは9着と惨敗しています。

 

スキーキャプテンは、朝日杯3歳ステークスを2着し、きさらぎ賞も勝っている重賞ウイナーで、日本ではかなり強い馬でした。

 

それが、ケンタッキーダービーでは14着と大負けしているので、当時の日本のレベルの低さと調整のむずかしさを感じますね。

 

プリークネスステークスとベルモントステークスにいたっては、日本から出走した馬は昨年のラニが最初でした。

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最後に

ラニが昨年、 アメリカ3冠競走に全戦出走したことは、非常に価値のあることだったと個人的に思います。

 

ダービー馬であるマカヒキが凱旋門賞に出走し、話題になり、凱旋門賞から海外競馬の馬券を日本でも購入することが可能になりましたが、それと同じくらい価値がある出来事だったと思います。

 

何事にも、初めてのことを行うというのは勇気がいることです。

 

ラニの馬主である前田葉子氏や松永幹夫調教師の決断は、本当にすごいと思います。

 

もしかしたら、近い将来に日本馬が凱旋門賞よりも早く、アメリカ3冠レースの1つを制覇するかも知れません。

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